風と光と
思いつきで撮影した写真と
思いついた言葉
重ねてみたら想いは描けるかな
2009年2月26日木曜日
夕日の音色
photo by Panasonic DMC-FX
空と夕日の間には
細く切なく流れ行く
ピアノの音に似た色が
時の狭間を輝かす
2009年2月25日水曜日
光を追って
photo by Panasonic DMC-FX
確かな物を感じたくて
ささいな約束信じたくて
流線型の光を追って
君の元へと急いで行く
2009年2月23日月曜日
君の歌
photo by Panasonic DMC-FX
月の明かりに誘われて
昔辿った小道を行けば
君の歌った賛美歌が
澄んだ空気を渡り来る
2009年2月20日金曜日
空と大地
photo by Panasonic DMC-FX
枯れてしまった広い景色を
風と一緒に進んでいくと
殊更空が哀しくて
今更一人が切なくて
光の粒
photo by Panasonic DMC-FX
遙か空から放たれて
浮遊していた光の粒子は
雲の端を輝かせ
水面の細波煌めかせ
2009年2月18日水曜日
夕日
photo by Panasonic DMC-FX
痛みに似た悲しみに
右手の小指が苛まれ
記憶の中の夕暮れは
心の色に近づいた
2009年2月17日火曜日
震えた夜
photo by Panasonic DMC-FX
静かな夜
時計の針が小さく動き
少しだけ
震える心を思い出す
2009年2月16日月曜日
冬色の牧場
photo by Panasonic DMC-FX
冬色をした雲が広がり
冬色をした牧場を覆う
冷たく固い風が吹き
冬の匂いが抜けていく
白い道
photo by Panasonic DMC-FX
白く伸びゆく道の先
風に舞った粉雪が
霞のように広がって
雲と空とに混じり合う
2009年2月14日土曜日
揺れた夜
photo by Panasonic DMC-FX3
誰もいない公園で
ゆっくり揺れるブランコは
細く寂しい鎖の音を
小さく小さく奏でてた
影 絵
photo by Panasonic DMC-FX3
闇から生じたグラデーションは
細かな綾を縁取って
震え続ける心にも似て
冷たき灯りに照らし出される
2009年2月11日水曜日
波間の月明かり
photo by Panasonic DMC-FX3
月の明かりに照らされた
波間が薄く輝いて
空に向かって舞い上がり
月に向かって流れゆく
2009年2月9日月曜日
泡沫の朝
photo by Panasonic DMC-FX3
乳白色の朝霧は
紅に染まって広がって
夜の間の夢現
泡沫色に染め上げる
2009年2月4日水曜日
早春の月
photo by Panasonic DMC-FX3
名前ばかりの春の夜に
上弦の月は輪郭を
少し悲しく滲ませて
少し切なく輝いて
道の先
photo by Panasonic DMC-FX3
天から広がる光が満ちて
道の先を示してる
神か天使か知らないが
光を纏った偉大な物が
幸せ色を示してる
2009年2月3日火曜日
影の際
photo by Panasonic DMC-FX3
翻した刃のように
その切っ先に光をたたえ
空を大きく二分して
冷たい影が広がった
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