風と光と
思いつきで撮影した写真と
思いついた言葉
重ねてみたら想いは描けるかな
2010年8月31日火曜日
残光
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
空の上から舞い降りる
夜の帳は粛々と
地表も海も覆っていって
いよいよ闇が訪れる
知らせ
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
知らせはいつも突然で
どうやら思考も止まってしまって
残念だったと泣くべきか
もう苦しまないねと喜ぶべきか
2010年8月25日水曜日
空の終点
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
光と影の境目に
空の終わりがありそうだ
2010年8月24日火曜日
星を見上げて
Phot by SONY cyber-shot DSC-HX5V
見上げた星への行き方は
誰に聞いてもわからない
2010年8月21日土曜日
朝の雲
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
朝の雲は真っ白で
汚れ無きまま流れ行く
2010年8月20日金曜日
夜をかすめて
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
夜をかすめて飛び去る雲は
僕の心を連れ去った
色
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
いつの間にか季節の色は
淡いままに移ろって
溜息に似た思いのように
静かに静かに揺らめいた
2010年8月17日火曜日
蒼の時
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
蝉の奏でる旋律が
蒼い風に運ばれて
儚く染まった薄雲が
行く手を薄らと照らしだす
2010年8月16日月曜日
稜線
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
意図のもとに構築された
ビルの描く稜線は
日差しに照らされ鋭角に
空の下端を切り取った
2010年8月14日土曜日
夕暮れ紫
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
空は紫スミレ色
こんな弱気な夕暮れに
一人でいるのが耐えられない
2010年8月13日金曜日
昼下がり
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
夏の日差しに照らされた
ビルも大地も熱くなり
歩ける人もいないまま
道は白さを増して行く
2010年8月12日木曜日
夜の谷間
Photo by Panasonic DMC-FX35
煌々煌々夜の谷
照らされ白く輝いて
空まで白く照らし出す
2010年8月11日水曜日
青空の底
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
空の一番底に立ち
青い青い空を見上げて
一人分だけ息を吸い
空の一部になっていく
2010年8月10日火曜日
蜃気楼の街
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
夢のなかに浮く街に
行くも帰るも道はなく
霞んで見える輪郭が
朧な日常包みこむ
2010年8月9日月曜日
白き花
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
白き花
月の光を身に纏い
白き香りを
夜に広げる
2010年8月8日日曜日
夜に流れる
Photo by Panasonic DMC-FX35
夜空の一番底辺り
かすめて流れる風と雲
捉えることは叶わぬか
無為に通ずる時なのか
2010年8月7日土曜日
彼方からの雲
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
青い空の彼方から
雲はゆるり繰り出され
高くを流れる風に乗り
空一面に広がって
2010年8月6日金曜日
空の影
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
夕映えの紅は
心も染めて
現実感の無い思い出を
辿々しく浮き上がらせた
2010年8月5日木曜日
夜の空と雲と
Photo by Panasonic DMC-FX35
遥か粛々広がった
光を含んだ厚き雲
流れる向きも知れぬまま
夜をうっすら照らし出す
2010年8月4日水曜日
放物線の軌跡
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
放物線の軌跡を辿る
月は変わらぬ姿のままに
変わり続ける地表の業を
今日も静かに見下ろした
2010年8月3日火曜日
律動
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
鋼鉄織り成す綾の中
朝日を受けて輝いた
通勤電車が駆け抜ける
たたん
たたたん
たたんたた
無機なる律動奏でつつ
軌道の分岐を踏み越える
2010年8月2日月曜日
落彩
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
蒼が広がり舞い降りて
時の流れが減速していく
昼と夜との境界を乗り越え
空がゆらりと揺らめいた
2010年8月1日日曜日
甍
Photo by SONY cyber-shot DSC-HX5V
夏の日差しに照らされて
白く鈍に輝いた
厚手の甍は幾重にも
重なり時をも鱗となす
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